自己主張が出てきたり、大人の真似をしたり、何でも自分でやりたがったり
1歩ずつ赤ちゃんから脱皮してきましたね。
同時に扱いが難しくなった、なんて感じているママもいるかもしれません。 
ママの仕事のじゃまをすることもありますよね。
これも成長のあかしと思ってあきらめましょう。

<性格>

Q うちの子はとっても気が弱くて、いつも友だちに押されています。もっと「嫌だ」とか「私が」とか、自己主張すればいいのに…。わが子ながら見ていてイライラします。

A. 
う〜ん、わかる気はしますが、気が弱くてのんびり屋さんっていうのは、その子の個性なんでしょうから…。他の子と比較して「うちの子は…」と思うと、よけいにイライラするかもしれません。大人になってもそうだとは限らないし、今のうちは見守ってあげましょうよ。性格って、いろいろな面があると思いませんか? 一面で「気が弱い」「自己主張がない」とマイナス評価だったとしても、半面では「やさしい」「協調性がある」というプラス評価になる場合もありますよね? どうせなら、わが子をプラス評価で見守ってあげてほしいと思います。(犬飼)

<しつけ>

Q 2才ですが、とってもききわけが悪いんです。夕飯のしたくをしているから「あとでね」という時やベランダに洗濯を干すときに「あぶないから待ってて」という時に限って「ヤダヤダ、今遊んで」になっちゃうんです

 「あとで」がお母さんがどこかへ行ってしまうサインだと理解しているのかもしれませんね。例えば子どもにも役割を与えてみるというのはどうでしょうか。夕飯のしたくならキッチンタイマーを持たせて「ジ―ッとなったら遊べるよ」とか…。「大根を切ったらままごとしようね」などと子どもがわかりやすい目安を言ってあげるのもよいのでは? ベランダなど危険な場所へは連れて行けないのでそのときばかりはビデオやDVDなどのお世話になるとか…。 2才くらいでききわけがないのはふつうなので、呼ばれたら返事をしてあげたり、お子さんのほうを見てあげるなど、子どもの不安を少しでも和らげてあげるとずいぶん違うのではないかという気がしますよ。(渡辺)


Q 子どもが最近うそばかり言うのですが、性格的に問題があるのでしょうか。上の子のときはそんなことありませんでした。

A. 
小さい子のうそは気にしなくてよいと思います。むしろそれだけ想像力が豊かだったり、考える力がついてきた証拠。幼児のうそは「かわいいうそ」で片付けていいでしょう。我が家でも「うそつくと顔にうそって書いてあるんだよ」とか言うと顔をこすったりしてますよ。親があまり真剣に受け止めると、深刻なうそになってしまうのでは?(渡辺)


Q 最近、朝、保育園に行きたがりません。毎朝、あせりながらもなんとかごまかして連れて出ますが、保育園に着くまで泣き喚き、疲れます。

A. 
うちも上の子の時、半年以上こういう状態が続いて、登園途中に何度「もういいや、今日は帰ろう…」と思ったことか…。保育園に行きたくない理由というのは、うちの子の場合は、「お母さん(と一緒にいるの)がいいの!」でした。園生活に何か行きたくない原因があれば、先生と相談してその原因を取り除くようにすればいいんですが、「お母さんがいい」という場合は、これは意味がないですね。うちは幸い夫の実家が車で30〜40分のところにあったので、どうしても登園できないときは預けることもありました。ただ、こういう逃げ場がない場合は、週に1日でも家で子どもを見てあげられるといいかな〜と思います(うちも実家がダメなときは、家で見てましたから)。在宅といえど、なかなか仕事を休めないかもしれませんが、なにせまだ相手は2〜3才の子ども。毎日の保育園通いがストレスになることもあると思いますので、できるだけ親子で歩み寄れるといいと思います。あまりにストレスをためすぎると、病気になることだってあるので、適度に甘やかせることも必要な時かもしれません。(犬飼)

Q 2才ですが、服ひとつ着せるのでも「あれもいや、これもいや」で手をやいています。


A.はっきりと自分の意志が子どもの中に出てきたと言えるでしょう。本来は「成長した」と喜ぶべきことですが、やっぱりその場になると、対処に困ってしまうこともありますよね。我が家ではできるだけ、まず最初に子どもに意見を求めるようにします。ひとつずつ、「これがいいの?これがいい?」ではなくて、「これとこれだったらどっちがいい?」というように二者択一にします(ゲーム感覚で)。大抵の場合「こっち」と、子どもはひとつ選んで満足しています。親のほうが子どもの成長についていっていない場合もあるんですよね。赤ちゃんのときのまま、ついおしつけがましくなってしまって。「いや」って言ったら、「どうして?」って理由を聞いてあげることも大切ではないかな。(渡辺)

Q 親の言うことに対してイチイチ口答えします。こちらも余裕があるときは「はい、はい」と聞き流せますが、せっぱつまっているとマジで切れそうになります。一時のことだとは思いますが、言いたいように言わせておいていいのでしょうか?

A.子どもは自分の口答えに対する親の反応を楽しんでるってところも多いみたいですね。怒られるのは嫌なはずなのに、「どうしてわざと怒られるようなことを言うのかなあ?」って時々不思議なんですが。私は「どうしても聞き捨てならん!!」っていう時は、やっぱり応戦してます。でも、うちは親子ともども口下手(?)なので、あんまり言い争いは続かないんですけど(笑)。
今、小学校などでも自分の言いたいことがきちんと言えない子が多いようなので(うちの子もそういうところがあります)、ある程度自分なりの主張ができるということで、たまには「よく言った! 自分の考えをきちんと言えるっていうのは大切なんだよ」とか褒めてみたらどうでしょう? 子どもはたぶんビックリするんじゃないかな?(褒められたことで、よけいに口答えが増えたらごめんなさい…笑) 意味のない口答えは、まだ2〜3才のうちは、仕方がないと思います。そのうち「う、ごもっとも…!」って、親の方が何も言えないような辛辣な口答え(というか、鋭い「指摘」)が出てくるようになるので、まだまだカワイイものですよ。たわいない範囲であれば、聞き流していいのではないでしょうか?(犬飼みほ)


<食事>

Q 3才になったばかりですが、他の子と比べ、食が細いようなのです。栄養不足にならないですか?

A.大人になってからでも、たくさん食べるひともいれば、少食でも健康なひともいますよね。やはり子どもも同じで、食事の量には違いがあると思います。1度に食べる量は少なくても、何度かに分けて食べるようなら、それでもいいのではないでしょうか。おやつの回数を増やすとか(このときのおやつは栄養を考えたものにする)。中には食べるのが早い子、遅い子といった違いもありますよね。その子の食べ方のパターンをママがわかってあげることも必要ですね。小さいときは食べなかった子が幼稚園に入ったらたくさん食べるようになった、小学生になったら給食をおかわりしたなんてことも聞きますよ。楽しんで食べられるように、くれぐれも無理強いはしないでくださいね。もし、あまり心配なら3才児検診のとき相談してみてください。(渡辺)

<歯磨き>

Q 歯を磨いているはずなのに虫歯ができてしまいました。虫歯をつくらないために気をつけることって歯磨き以外にありますか?

A. 行きつけの歯医者さんで聞いた話ですが、歯磨きしても虫歯になりやすいのは、唾液の状態や、歯の質、生活習慣(だらだら食い、だらだら飲みなど)も関係しているそうです。歯医者さんによっては唾液検査や歯垢検査、虫歯菌の数なども調べてくれるので、その子にあった予防方法なども教えてくれるそうですよ。あとは歯磨きの仕方に問題があるとも考えられますよね。予防法としてはフッ素の塗布やキシリトールガムを食後に噛むなども効果があるようです。(渡辺)

<生活>  

Q 1才半でオムツが取れて喜んでいましたが、たまのおねしょと、外出先でもおもらしに悩んでいます。現在2才5カ月です。

A.早い時期にオムツが取れたのに「なんで?」と思うかもしれませんが、2才5カ月だと取れていない子も中にはいるのです。ですから、おねしょもおもらしもママが心配に思うような時期ではないですね。
 外出先でのおもらしというのは、子どもなりに「緊張」したりという心的なものが原因かもしれません。また、他のものに気をとられておしっこのことを忘れてしまっているだけかも。「トイレ行こうか」と普段よりも頻繁に声をかけてあげてください。 そして着替えは多めに持ちましょう(たいへんだけど)。
 おねしょへの対処方法はとりあえず「おねしょシーツ」かな。でも、今日は大丈夫だろうと思った日にやられちゃうんですよね(笑)。(渡辺)

Q どこへ行くにも新生児の頃から使っていた毛布を手放しません。保育園のお昼ねはもちろん、旅行先にも持って行きます。大荷物になるのでやめて欲しいので、うまく手放してくれる方法はありませんか?

A. 
そのお子さんによって、ぬいぐるみだったり、おしゃぶりだったり「心のよりどころ」となるものはいろいろあるようです。大人でさえ、馴染んだものはなかなか捨てられず、使わないまでも取ってあったりしませんか? そういったモノって思い出も一緒に取ってあるっていう気がしますよ。大きな毛布のようなものは多少持ち運びには苦労するでしょうが、もう、2、3年もすれば自分で持たなくてはいけなくなるわけですし、「たいへんだからやめよう」と思うかもしれませんよ。また、まわりの子たちの目というのも意識しだすと、「あれ?何で自分だけ毛布持ってるの?」って疑問もわいてくるかもしれません。小学生になると学校にそれら「心のよりどころ」を持って行く子はあまり見かけなくなります。おそらくお子さんの毛布も・・・・。もうしばらくは見守ってあげましょう。(渡辺)



inserted by FC2 system